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障害のある人もない人も共に生きる職場・地域を
NPO障害者の職場参加をすすめる会
手島繁一のページ
◇電話でのお問い合わせは
048-964-1819
ようこそ職場参加ビューロー・世一緒へ
。
◇地域の困窮や孤立が深まっている現状に対し、雇用と福祉の狭間の身近な仕事おこしを目的に、福祉施設利用者や在宅の障害者の社会参加を兼ねて、本人たちによる定期的な事業所訪問や困窮者等をまじえたグループ・アルバイトを実施し、その経過をホームページやシンポジウム、コミュニティ・カフェ等で発信し、先進地の見学・交流も行って、共に働くすそ野拡大をする事業を推進。
福祉施設の利用者や在宅でひきこもっている人も含めて、さまざまな形で職場・地域に参加し、他の人々と共に働く機会を拡げます。
◆「せんげん台世一緒」は、就労継続支援B型事業所になりました!
information
最近のお知らせ
新着情報
2025年03月31日
「職場参加ニュース NO.87」(2025年3月号)
を発行しました。
A4版カラー・4ページで内容は次の通りです。
CONTENTS
◀共に働く街を創るつどい2024
「灯を受け継ぐ」とは何か
「受け継いでゆく」人たちはいま
そして「もやもやワークショップ」へ
その他、2グループのまとめ役から
▽2024年度会費、寄付ご納入ありがとうございました。(五十音順、敬称略)
〇職場・地域ひろがりつうしん
〇2024年度共に働く街を目指す自治体提言――春日部、草加、越谷の市長さんと懇談
▽共に働く街をめざす自治体提言2024(全文)
〇すいごごカフェ(10月16日~12月18日まで)
◆職場参加ビューロー世一緒立ち寄りカレンダー(2025年3月から2025年4月)
◆職場参加つれづれ草
2025年03月24日
★2月22日の「うんとこしょ 越谷梅林公園へ行こう」や昨年12月8日の「共に働く街を創るつどい2024」のワークショップ「もやもやの中にヒントを探る」及び「自治体提言2024」、さらに2月19日の越谷市福田市長への提言手渡しと部課長との懇談の報告が掲載。
――生活クラブ越谷ブロック地域協議会が組合員向けに発行している「こみゅ!」3月号。
2025年03月16日
★新里宏二弁護士を講師として、「障害者制度改革埼玉セミナー Part 16」を開催。
――3月15日(土)、岩槻東口コミュニティセンターで、一社・埼玉障害者自立生活協会主催・埼玉障害者市民ネットワーク共催。
2025年03月03日
◆社会福祉法人つぐみ共生会 30周年記念のつどい これまで・いま・これから
――3月8日(土) 11:00-14:00 (10:30受付開始) 於・くらしセンターべしみ。
2025年02月22日
◆「越谷市における就学相談の手引き」と「新座市就学相談のしおり」を突き合わせて、そのちがいを検証した。
――2月19日(土)、越谷市と懇談。
2025年02月22日
★教育委員会や学校は、寄り添った対応をしているということだけど、どうも、子どもや保護者、そして学校現場での認識のズレが大きくあるように感じています。
――大田 ちひろさん、2025年2月19日(水)。
2025年02月22日
★越谷市・福田晃市長に大塚代表理事から「共に働く街を目指す自治体提言2024」を手渡しし、部課長等のみなさんをまじえ、懇談を行った。
――山下浩志事務局長、2025年2月19日(水)。
2025年02月19日
★「共に働く街をめざす自治体提言2024」の提出と福田あきら越谷市長との懇談に同行しました。
――山田裕子さん、2025年2月19日(水)。
2025年02月18日
◆「支援から共生へ~障がい者福祉の新たなステージ」
――2月15日(土)、越谷市立図書館で、同館読書会主催の講演会講師として話しました。
2025年02月18日
★「共に働く街をめざす自治体提言2024」の二番目として、草加市役所を訪問し山川百合子市長に手渡しし、懇談を行った。
――2025年2月12日(水)は、16:00から。
2025年02月18日
★春日部市の岩谷一弘市長を訪問し、参加者が市長を囲んで記念撮影をした後、大塚代表理事から市長に提言書を手渡しました。
――2025年2月7日(金)は、16:30から。
2025年02月17日
★今年もやります! うんとこしょ 梅林公園に行こう。
――2025年2月22日(土)11:00〜14:00
場所:越谷梅林公園(越谷市大林203)。
2025年02月09日
◆障がいのある方々の社会参加、職場参加を推進するNPO法人(※)のメンバーが、この度春日部市役所を訪れ、岩谷市長に提言書を提出しました。。
――古沢 耕作さん(春日部市議会議員)。
2025年02月03日
★わらじの会の面々も映っているようです。こころの時代~宗教・人生 その言葉が道をひらくすれ違う こすれ合う。
――猪瀬浩平さん、NHK放映、初回放送日、2月9日(日) 午前5:00〜午前6:00。
2025年02月03日
◆「優生保護法」についてちょっと予習をしておきたいと思い予習会を企画しました。
――3・15埼玉セミナーの予習会(2月20日に「べしみ」で開催)。
2025年02月01日
◆世の中もったいないことが多すぎる!
――「どの子も地域の公立高校へ埼玉連絡会」と埼玉県教育局との交渉のこと。
2025年01月25日
◆雇用代行ビジネスが繁盛する社会になる
――一社 埼玉障害者自立生活協会理事会にて。
2025年01月21日
★障害のある人たちを含む市民自らが災害時どのように共に生き抜くかを考える映画を上映し、語り合う会が開かれた。
――生活クラブ生協越谷ブロック地域協議会(5市1町の同生協支部、ワーカーズコレクティブ、市民ネットワーク他)が主催。
2025年01月08日
★「市民読書会講演会 支援から共生へ~障がい者福祉の新たなステージから」
――(講師」山下浩志、2025年2月15日(土)、13:30~15:30)。
2025年01月08日
◆これからのすいごごカフェ ラインナップ
2025.1/8~2/12
――1時半のゲスト。
2025年01月06日
「職場参加ニュース Extra」(2024年12月号)
を発行しました。
A4版カラー・4ページで内容は次の通りです。
CONTENTS
◀共に働く街を創るつどい2024終えて
障害者の職場参加とひとりひとりのもやもやと
せんげん台「世一緒」に職場参加しませんか
共に働く街をめざす自治体提言2024
障がいのある人もない人も一緒に!
「1泊避難所体験DVD! 障がい者の避難所って⁈ &介護人学習会」(2025年1月17日(金)、13:30~15:30)
「越谷梅林公園に行こう! 障害があってもなくても、一緒に出かけよう~! 一緒に遊ぼう~!
これからのすいごごカフェ ラインナップ
「市民読書会講演会 支援から共生へ~障がい者福祉の新たなステージから」(講師」山下浩志、2025年2月15日(土)、13:30~15:30)
2025年01月02日
★テーマ:優生保護法訴訟7.3判決~全面勝訴とこれから――新里宏二弁護士(優生保護法訴訟弁護団共同代表)
――3月15日(土)、(一社)埼玉障害者自立生活協会。
2024年12月27日
◆「くらしセンターべしみ)で、わらじの会三大行事の一つである「みんな一緒のクリスマス」を開催した。
2024年12月27日
◆「生活クラブ越谷ブロック地域協議会の機関紙『こみゅ』(2024年12月号)より。
2024年12月13日
◆12月8日(日)、25年目の「共に働く街を創るつどい」を開催。
――12月8日(日) 13:00から16:30、越谷市中央市民会館。
2024年11月21日
◆【わらじの会みんな一緒のクリスマス会】
――12月22日(日)11時より、★くらしセンターべしみにて。
2024年11月19日
「職場参加ニュース」(2024年11月号)
、
NO.86
を発行しました。
「職場参加ニュース」(2024年11月)、NO.86を発行しました。
A4版カラー・10ページで内容は次の通りです。
CONTENTS◀共に働く街を創るつどい2024
職場参加の灯を受け継いでゆくために
あらためてごちゃごちゃと関りを
・とき:12月8日(日) 13:00から16:30(12:30開場)
・ところ:越谷市中央市民会館
・第1部 現場報告
大塚眞盛さん(当法人新代表理事、元特別支援教育教員)――「分けられる者同士が地域・職場で出会うとき」
山崎泰子さん(就労継続B型せんげん台世一緒職員)ほか――「職場参加のバトンをどのようにつないでゆくか」
・第2部 ワークショップ「職場参加の灯を受け継いでゆく――もやもやの中にヒントを探る」
・全体進行;朝日雅也さん(埼玉県立大学名誉教授)
〇すいごごカフェ(11月13日~12月11日まで)
〇11月1日(金)はうんとこしょ 一緒に働いてみたら――生活クラブ越谷センター共同除草
〇しらこばと笛――1個500円です。
〇たそがえ俳句――「たそがれ世一緒」の管理人・樋上秀の一日一句。最近の句
◆せんげん台「世一緒」だより(谷崎恵子)
◆2024年度会費、寄付ご納入ありがとうございました。
▽「職場参加」の応援を県に要望――玉障害者市民ネットワーク主催の「総合県交渉」が開
かれました。せんげん台「世一緒」が具体例プレゼン
◆すいごご FLASH
◆職場参加ビューロー世一緒立ち寄りカレンダー(2024年11月から2025年1月)
◆すいごごFLASH/世一緒スタッフ日記
2024年12月27日
▽2023年11月から2024年12月までのページ。
▽2023年11月から2024年12月までのページは「
ここをクリックしてください
」
▽2023年2月から2023年12月までのページは
「
ここをクリックしてください
」
▽「障害者の職場参加をすすめる会のHP」へ
(リニューアルしました)
◆以下、ご自分のPCを「125%」に拡大して、読むことをお勧めします。
△(クリックしてPDFで、拡大して見てください)
2025
.03.31
◆
「職場参加ニュース No.87」(2025年3月号)の全ページは、下をクリックしてください。
2025
.03.24
❖
「
山下浩志
」(
facebook
の発信
)
(2025年3月23日)
★生活クラブ越谷ブロック地域協議会が組合員向けに発行している「こみゅ!」3月号に、2月22日の「うんとこしょ 越谷梅林公園へ行こう」や昨年12月8日の「共に働く街を創るつどい2024」のワークショップ「もやもやの中にヒントを探る」及び「自治体提言2024」、さらに2月19日の越谷市福田市長への提言手渡しと部課長との懇談の報告が掲載されましたので、ご紹介します。
「こみゅ!」のトップには次のように記されています。
「コミュニケーションの輪を地域に広げるために【地域協議会】生活クラブ越谷ブロックでは、組合員対象の機関会議の他に地域の他団体と活動交流を行っています。」
NPO法人障害者の職場参加をすすめる会では、2015年5月で越谷市から同市障害者就労支援センター事業の受託を終了した後に、生活クラブ越谷ブロック地域協議会への参加のお誘いを受け、当時着手した共に生きる街の介護人養成研修事業のPRを兼ね、ケアシステムわら細工と共に参加しました。
あれから10年。
2025
.03.03
❖社会福祉法人つぐみ共生会 30周年記念のつどい
これまで・いま・これから
3月8日(土) 11:00-14:00 (10:30受付開始)
於・くらしセンターべしみ。
「
山下浩志
」(
facebook
の発信
)
(2025年3月2日)
★社会福祉法人つぐみ共生会は1994年に設立され、30年が経過を致しました。
この間、社会情勢の激変や障害のある人を取り巻く社会環境は大きく変化しました。
当法人の歩んできた30年は、障害のある人を制度と専門性で囲い込むのではなくて、街の中で普通に出会い、時にはぶつかり合いながらも、一人の人間として当たり前に生きていくことができる街を作っていくためのチャレンジの連続でありました。
この度、法人設立30周年を記念し、ささやかながら記念の集いを開催する運びとなりました。
皆様のご参加をお待ち申し上げます。
Event : 第1部 11:00~ 記念式典
第2部 11:30~
ミニシンポジウム
つぐみ共生会のこれまで・いま・これから
山下 浩志(わらじの会)
星名 良浩(べしみ施設長)
藤崎 稔(わらじの会会長)
第3部 12:30 ~ 懇親会
(お食事とお飲み物をご用意致します)
* * * *
私は、チラシに書かれている「街の中で普通に出会い、時にはぶつかり合いながらも、一人の人間として当たり前に生きていく」ということが、「障害者個々人の自己決定」(それを支える介助者たち)という枠組みではおさまらなかったことにふれたいと思います。
つぐみ共生会設立の経緯は、親きょうだいが関わって、(日常編集家・アサダワタルさんの「住みびらき」をふくらませたような)「家族びらき」を通して他者たちをひきいれていったことに大きなポイントがありました。
「普通に出会い」とは何か?「時にはぶつかりあい」とは何か?「一人の人間として当たり前に生きていくことができる」とは?これらについても、その後に書かれている「街を作っていくチャレンジ」にカギはあると思っています。
一緒に考えましょう。
2025
.02.22
❖「越谷市における就学相談の手引き」と「新座市就学相談のしおり」を突き合わせて、そのちがいを検証した。
「
山下浩志
」(
facebook
の発信
)
(2025年2月20日)
★2月19日に「共に働く街をめざす自治体提言2024」で越谷市へうかがった際、提言のトップで新座市教委の例を紹介し、「就学相談は支援学級・学校への就学を考えている場合に必要であることを明示するなど、貴市として共に学び合いたい親子を支え、共に働く街への一歩を進めることが大切です。」と述べた。
それに対して、越谷市教育委員会からは、「本市も『希望により』と記載し、保護者と相談を繰り返している。」と述べ、新座市と同じ姿勢であるとの回答があった。
あらためて、いま、「越谷市における就学相談の手引き」と「新座市就学相談のしおり」を突き合わせて、そのちがいを検証した。
まず新座市の「しおり」の1ページには「1.共生社会の形成に向けた特別支援教育」というタイトルの下で、「多様な学びの場には、通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校があります。」と書かれている。
いっぽう越谷市の「手引き」の3ページには「Ⅱ障がいのある子の学びの場」というタイトルの下に、「1 通級による指導、特別支援学級、特別支援学校」というところから始まっていて、「通常の学級」は書かれていない。
つぎに新座市の「しおり」では4ページに「新座市就学相談の流れ」があり、その「3 就学に向けての面談(7月下旬~8月上旬)」の項で、「『通常学級 か 特別支援学級』で迷っている方や『特別支援学級』をご希望の方は、全員教育相談を受けていただきます。」と書いてある。
その下に「5 就学先決定(12月上旬まで)」という項があり、「就学支援委員会の意見を参考にしていただき、保護者の方が決められた最終のご希望がお子様の就学先となります。」とある。シンプルだ!
ところが、越谷市の「手引き」では、これに対応する箇所が8ページまで読まないと出て来ない。特別支援学級や通級指導教室、特別支援学校の一覧や、文科省の就学相談に関する考えなどが引用されている。これを読んでいると、通常学級を考えている保護者でも迷いや不安があれば、教育センターの就学相談に行った方がいいような気持になりかねないかも。
そして、8ページになってやっと「2 就学に係る教育相談の流れ【未就学児の就学相談】」が出てきて、その「(1)教育センターへの電話予約」という項のところに、「特別支援学校や特別支援学級への就学を検討されている場合、全員、教育センターでの面談が必要となります。」とある。
同じページの下の方に「(4)就学支援委員会における審議」があり、「特別支援学校や特別支援学級への就学を希望される場合、保護者の考え、教育センターの意見を踏まえ、就学支援委員会において審議を行います。」と出て来る。
さらにその下に「(5)就学先の決定」があり、「就学支援委員会の意見も踏まえ、保護者に就学先を選択していただきます。就学先については、保護者のご意見を最大限尊重して決定します。就学支援委員会の審議決定と異なる就学先を選ぶことも可能です。」と書かれている。
新座市の「しおり」と比べて越谷市の「手引き」は、教育センターの就学相談とは、「特別支援学校や特別支援学級への就学を検討」している保護者のための、就学支援委員会の審議など一連の手続きにつながるシステムであり、とりあえず近所の子どもたちと一緒に学ばせてみようという保護者の相談の場ではないことを明確にした書きぶりではない。
ここは、新座市の「しおり」を参考にして、明確にしてほしい。
2025
.02.18
❖「支援から共生へ~障がい者福祉の新たなステージ」――2月15日(土)、越谷市立図書館で、同館読書会主催の講演会講師として話しました。
「
山下浩志
」(
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の発信
)
(2025年2月18日)
★2月15日(土)、越谷市立図書館で、同館読書会主催の講演会講師として話す機会をいただいた。
予めお示しいただいた5つの演題案の中から「支援から共生へ~障がい者福祉の新たなステージ」を選んだ。
支援制度を商品化し、人々をサービスの事業者、労働者、消費者に変え、競争市場を通して「悪貨を駆逐」し良質のサービスを行き渡らせる・・・といった発想が、さらに人と人の分断を甚だしくしている現状。それに対して、枠組みは変えないまま、国民総動員体制を呼号し、消費者の選別を強めて一部を労働者の下層に組み入れたり、予備軍とするような、「地域共生社会」プランが出されている。教育、雇用、福祉、医療が連動している。
そういう意味での「支援から共生へ」ということがひとつ。
また、もう一方で、わらじの会や職場参加をすすめる会で試行錯誤しながらやってきた「支援―被支援という関係と共生とのせめぎあい」ということ。
この二つの異なる内容を考えるということで、演題を選んだ。
そして、私の考える「共生」とは・・・とからんでくるのが国連の「障害の人権モデル」で、たまたま手近にあった「障害児を普通学校へ全国連絡会」のチラシを紹介した。これは「インクルーシブ教育」の説明だが、「人権モデル」ともかぶってくると思う。
同全国連絡会の会報 2024年1月号で故大谷恭子世話人が書いている「人権モデルとは何か」にほぼ同感する。「あたりまえに 共にいる」ということ。あえて付け加えれば、「障害者が共に」だけではなく、「障害のない多様な人々が障害者と共に」。
障害のある人への支援が、他の人との関係を分け隔ててしまってきたことをふりかえり、「共にいるための支援」の試行錯誤を通した蓄積を。
最後に「共生の作法」として、「ご近所の散歩や買物などに一緒に歩いて行こう」、「わからないまま、通じないままの途上に留まる」ほかを示したのは、いつのまにか私自身の身近で活動の内外・周辺にいる人(いた人)を想定して語っていたようだ。
サービスがこれだけ広まった社会で、家族でもプロでもない人が、障害のある人と出会うこと自体ありえない状況になりつつある。
ただ、最後の最後に、「利用できるツール」として、全身性や地域適応支援事業、うんとこしょ梅林公園やすいごごカフェ、橋本宅手話会などなどを紹介した。
「ありえない状況」と言ったけれど、幸いにも、この身近な地域には、これまでの歴史をベースに「共生」のシーンがあちこちにあり、あなたも現場を垣間見ることができる。
「共生」とは運命共同体になることではないし、プロにならなくてはいけないわけではない。むしろ、通りぬけてゆくこと。久しぶりに会いに行ったりすること。自分を、互いを照らす鏡。
「すいごごカフェ」とか「橋本宅手話会」を、一度のぞいてみませんか。
2025
.02.22
❖2025年2月19日(水)、越谷市・福田晃市長に大塚代表理事から「共に働く街を目指す自治体提言2024」を手渡しし、部課長等のみなさんをまじえ、懇談を行った。
「山下 浩志」(
facebook
の発信
)
(2025年2月20日)
★2月19日(水)午前11時から、NPO法人障害者の職場参加をすすめる会は、越谷市役所を訪問し、福田晃市長に大塚代表理事から「共に働く街を目指す自治体提言2024」を手渡しし、部課長等のみなさんをまじえ、懇談を行った。
参加者は当法人関係者のほか、せんげん台「世一緒」の通所者、職員、またくらしセンターべしみ通所者、職員、大学生も二人参加・・・といろとりどりの顔ぶれ。
越谷市民ネットの山田市議、大田市議にもご同席いただいた。
山田市議から予め担当部課に提言をかみ砕いてお伝えいただき、本番では同市議の司会で担当部課長よりお答えいただいた。
越谷市は、他の自治体に例がない障害者地域適応支援事業を20年前から実施している。国は21世紀初めから高齢者、障害者をはじめさまざまな支援制度を拡げてきたが、そのことが制度の当事者ではない一般の人々の関りを置き去りにし、さまざまな人と人があたりまえにつきあうことをわからなくしている。この事業は、雇用・就労という前提を取っ払った上で、福祉施設等にいる障害者が施設職員等の支援を得て、市役所をはじめとする地域の職場で共に働く体験をする。障害者のための事業にとどまらず、障害のある人との付き合い方がわからなくなっている職場・地域のための事業でもある。
担当課長の回答の中に、地域適応支援事業の実習受け入れの際に、来庁者の目に入る職場の席でなく、別室で実施したことは事業の趣旨にそぐわなかったと感じており、来年度は職員と一緒の席で実施したいという真摯な答えがあり、まさに「職場参加」とは何かを共有したシーンもあった。
長年特別支援教育に関わり、定年退職後「社会に送り出した教え子たちのその後を共に考えたい」と、当会の活動に参加した大塚代表理事は、就学相談のありかた、学級を分けられた生徒たちが共に学び育つための関わり等について投げかけたが、ここでは市としての明確な回答は得られなかった。
市の障害のある会計年度任用職員(非常勤)の雇用が22人になっているという報告にはやや驚く。3年間限定の雇用。これまでに試験を受けて正職員になったのは2人。他市の職員になったのが2人。ほかはハローワークを通し民間就職を目指すが状況は博していない。
22名もの会計年度任用職員はどこで働いているのか。保健センター、農業技術センターでは複数の「派遣」を受け入れて共に働いているとのこと。ただ、その他の職場への「派遣」はなく、大きな課題という。
この話を聞き、市として市役所での地域適応支援事業を、より重点的に行うことが必要ではないかと考えた。一緒にいる日常に慣れない限り、「仕事の切り出し」だけを求めても無理だ。
会計年度任用職員が職場に「派遣」できず、人事課の管理下に留まって作業している状況は、ある意味「特例子会社」や「雇用代行」を彷彿とさせ、「障害者活躍推進」への道は遠い感じがする。3年間を終えた後の民間就労の状況については把握されていないということだが、人事課の熱意と努力にもかかわらず、残念に感じる。
市役所での地域適応支援事業の拡充についてのもうひとつのターゲットとして、委託事業の職場がある。市公契約条例では、「社会的価値」が重視され、その中に「障害者雇用」も含まれている。これを委託企業が法定雇用率を達成していることだけでなく、事業によってはその受託事業で障害者を雇用するよう努めるという趣旨で委託契約を行うこともでき、他自治体でも例がある。
越谷市でもそうした職場として、リサイクルプラザのペットボトル選別ラインがあり、せんげん台「世一緒」の障害の重いメンバーが地域適応支援事業で職場体験を行ったことがきっかけで、採用に至った。障害は重く、場面緘黙もあったが、そこで働く中で、つい最近は朝礼の司会を務めるようになった、職場の皆の関わりに支えられた・・・と、大塚代表理事が市の皆さんに語った。
そんな可能性をめざせるようになるためにも、まずは現時点で、こうした職場での地域適応支援事業実施を、市がすすめてゆくことはできるはずだ。
以上、越谷市長への自治体提言に基づく懇談の速報でした。
皆様ありがとうございました!
2025
.02.22
❖教育委員会や学校は、寄り添った対応をしているということだけど、どうも、子どもや保護者、そして学校現場での認識のズレが大きくあるように感じています――インクルーシブ教育をすすめ、共生社会の実現には、個別のニーズに対応しつつも、共に学び共に育つ機会を確保していくことが求められます。
「大田 ちひろさん」(越谷市議会議員、
facebook
の発信
)
(2025年2月22日)
★2/19(水)NPO法人障害者の職場参加をすすめる会
「共に働く街を目指す自治体提言2024」の提出に一緒に行きました。
たしか、おととしと昨年の提出のときも同行しだと思います。
皆さんが訴えるのは、障害があってもなくても、共に育ち、共に働く社会にするための事業や制度、仕組みをつくり、それが形だけにならないようにしてください、ということです。
障害のある子の学びの場は、通常学級、支援学級、特別支援学校と分けられていて、これは、国連からは分離教育だと指摘されています。
インクルーシブ教育を考える会でも、同じような話になりますが、共生社会の実現には、個別のニーズに対応しつつも、共に学び共に育つ機会を確保していくことが求められます。
障害のある子ども本人や保護者が地域の学校で、通常学級での学びを選択しても、例えば、学校が古くて、環境整備ができない、または時間がかかると説明を受け、その学びの場を諦めたり。
例えば、特別支援教育支援員が付かないかもしれない、もしくはつけるのが難しいと説明を受け、諦めたり。
学びを場の選択は保護者も本人も本当に悩むことです。
障害があっても通常学級での学びを選択する場合、教育委員会では、それが実現できるよう支援員をつけたり、できる限りの環境整備を整える必要があります。
子どもと保護者にはその権利があります。
障害があっても特別支援学校ではなくて、地域の学校への進学を望む場合、その学校に特別支援学級がなければ、教育委員会は設置に向けて、予算を確保したり人員を確保に向けて動かないといけません。
しかし、いろいろな方から話を聞くと、それがなかなか難しいようです。
子ども・保護者の意向を受けた、教育委員会・学校の対応は寄り添ったものであってほしい…。
教育委員会や学校は、寄り添った対応をしているということだけど、どうも、子どもや保護者、そして学校現場での認識のズレが大きくあるように感じています。
対話を重ねる必要がありますが、そのことも大変に労力のいることで、保護者からとても疲弊したという訴えを聞いたこともあります。
※相談して、ちゃんと対応してもらえたもいう話もありますよ。
大事なことは伝え続けていくこと、批判や批評をするだけではなく、一緒に進めていこうとすることです。
障害者の職場参加をすすめる会の皆さんの長年に渡っての、日頃からの活動は越谷市の事業(例えば地域適応支援事業)や認識を変えてこられました。
どの組織も頭を悩ませていることかと思いますが、主要メンバーが高齢化して次を受け継ぐ世代にどう交代をしていくかということが大きな課題です。
今回は大学生2人が一緒に同行していました。実習ということですが、素晴らしいですね。
皆様、大変お疲れ様でした。
2025
.02.19
❖2025年2月19日(水)、「共に働く街をめざす自治体提言2024」の提出と福田あきら越谷市長との懇談に同行しました。
「山田裕子さん」(越谷市議会議員、
facebook
の発信
)
(2025年2月19日)
★NPO法人障害者の職場参加をすすめる会さんの「共に働く街をめざす自治体提言2024」の提出と越谷市長との懇談に同行しました。
今、自分のスケジュールの入れ方が悪くめちゃくちゃ忙しくなってしまってて詳細な報告を書く時間がなく大変申し訳ありませんが、短い中でも対話のあるよい懇談になったのではないかなと思います。
越谷市の中で共に学び働く実践が地域にさらに拡がることを期待します。
皆さんお疲れ様でした!よきよき。
2025
.02.18
❖2月12日(水)午後4時から「共に働く街をめざす自治体提言2024」の二番目として、草加市役所を訪問し山川百合子市長に手渡しし、懇談を行った。
「
山下浩志
」(
facebook
の発信
)
(2025年2月18日)
★2月12日(水)午後4時から「共に働く街をめざす自治体提言2024」の二番目として、草加市役所を訪問し山川百合子市長に
NPO法人障害者の職場参加をすすめる会・大塚眞盛代表理事から提言を手渡しし、懇談を行った。関市議に調整役として、同席いただいた。
大塚代表理事は、かって特別支援学校(養護学校)、特別支援学級(特殊学級)の教員で、市の就学支援委員会(就学指導委員会)にも関わった経験を示しながら、本人・保護者が不安の中で通常学級を希望した時、「合理的配慮が難しい」などの情報を示して特別な支援の場に誘導することのないようにしてほしいと述べた。また、体育祭や合唱祭の際に、特別支援学級の生徒が通常学級の生徒たちと一緒に競技等に参加する工夫をしているか等、具体的な質問をした。
山川市長は熱心に聞き、この話を教育委員会にも聞いてもらいましょうと言って、急遽担当者に連絡し、その場での回答はなかったが、同席のまま懇談を続けた。市長の真摯な姿勢に感じ入った。
後半は、原理事が事務局を務める草加市の地域活動支援センターめだか工房に対する県の地域活動支援センター(サービス向上型)の補助金打ち切りの方向に対し、市からも県への見直し要望等、存続できる支援を行ってほしい旨、要望がなされた。
めだか工房施設長で自身も車椅子ユーザーの坂口さんからも、障害の種別・程度に関わらず、地域で共に生きてゆくために、地域活動支援センターが不可欠と語られた。
懇談終了後、関市議の勧めで、最上階の展望ルームで、スカイツリーや山々を眺めて帰途に就いた。
2025
.02.18
❖2月7日(金)は、16:30から春日部市の岩谷一弘市長を訪問し、参加者が市長を囲んで記念撮影をした後、大塚代表理事から市長に提言書を手渡しました。
「
山下浩志
」(
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(2025年2月18日)
★ただいまNPO法人障害者の職場参加をすすめる会では、「共に働く街をめざす自治体提言2024」を近隣3市の市長に向けて行っています。
職場参加は、市役所をはじめとする地域の一般職場に、福祉施設等を利用する障害者が、施設職員等の支援を得て、雇用・就労を前提としない職場体験を行うなど、重度の障害者を地域の職場が出会い、一緒に働く中での互いの発見や工夫、変化等を通して共生社会へのヒントを探るための諸活動です。
そのことを基軸に据えながら、社会に出る前の学校で共に学ぶことや、市役所、地域の職場への支援策等を含めて、毎年近隣市に提言してきました。
2月7日(金)は、16:30から春日部市の岩谷一弘市長を訪問し、参加者が市長を囲んで記念撮影をした後、大塚代表理事から市長に提言書を手渡しました。
法人理事会からは、地元豊野工業団地で障害者たちと共に働き、春日部市カヌー協会等を担っている尾谷理事、せんげん台「世一緒」の施設管理者でもある山﨑理事が参加しました。
その後、地元春日部市のNPO法人共に生きる街づくりセンターかがし座の代表理事・吉田久美子さんから、同法人が運営して来た地域活動支援センター(地活)パタパタに関して、県が地活・サービス向上型の補助金打ち切りを検討していることが報告されました。そして、障害福祉サービスには生活介護や就労継続支援等があるが日額の報酬体系等、ひきこもってきた人や障害により家から出にくい人などの拠点にはなりにくい、地活はどうしても必要であり、ぜひ市も県に要請してほしいと発言がありました。
市内で暮らす重度障害の森住由香里さんからは、春日部市でも越谷市で実施している障害者地域適応支援事業を行ってほしいと要望がありました。
同じく市内の障害者・大島さんからは、いま早朝の清掃の仕事を週5日、短時間就労で行っており、終わった後せんげん台世一緒に通所しているが、もっと働きたいという希望が語られました。
長年、介助者を入れて一人暮らしをしてきた藤崎稔さんからは、住みやすい家を見つけて契約寸前まで行ったのに、保証会社から自分で署名できない人は認めないという差別的な対応を受けていると訴えました。
また、国では重度訪問介護について入院時の利用が認められたのに、市内の病院に入院した時認めてくれず、食事や就寝時に適切な支援を受けられなかったことも伝えました。
その他㈱ニューオタニで働く障害者の最古参である飯島さんのお母さんが、春日部市手をつなぐ育成会代表に就任され、同席されました、
また、例年のように古沢市議にもご同席いただきました。
なお、当日撮影したデジカメが不調で再生できていないので、スマホにあった画像を添えておきます。
2025
.02.09
❖障がいのある方々の社会参加、職場参加を推進するNPO法人(※)のメンバーが、この度春日部市役所を訪れ、岩谷市長に提言書を提出しました。
「古沢 耕作さん」(春日部市議会議員、
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(2025年2月8日)
★【具体的な進展を】
障がいのある方々の社会参加、職場参加を推進するNPO法人(※)のメンバーが、この度春日部市役所を訪れ、岩谷市長に提言書を提出しました。
同会は毎年この時期に市役所を訪れ、提言を行っており、市側は丁寧にお話を伺っていますが、具体的な進展がなければ、単なるセレモニーに終わってしまいます。
受け取った提言内容に関し、市長を中心に真剣に議論することが求められます。
今回、当事者の方らから、以下のようなお願いがありました。
◯障がい者が賃貸アパートを貸りずらい状況を、何とか変えて欲しい。
◯越谷市が既に実施している「障害者地域適応支援事業」という、職場実習を受けることのできる事業を、春日部市でも行って欲しい。
◯埼玉県が補助金のカットを表明している地域活動支援センターの「サービス向上型」という、小規模事業所が担うサービスについて、たとえ補助金が廃止されても、市として継続して欲しい。
(写真ご参照=議会だより)
※障害者の職場参加をすすめる会(大塚眞盛代表)
2025
.02.17
❖今年もやります!
うんとこしょ 梅林公園に行こう
・2025年2月22日(土)11:00〜14:00
・場所:越谷梅林公園(越谷市大林203)。
「山下浩志」(
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(2025年02月16日)
★集合場所:3カ所(集合場所とリーダー)
・北越谷駅西口:大熊、増田、黒川、日吉、星野
・大袋駅西口 :ひがみ、山下
・梅林公園 :
参加費:無料
参加集約:有り、当日自由参加も可
(雨天中止:9時に事務局より各集合リーダーに連絡)
内容:各駅から、みんなで越谷梅林公園まで徒歩で
向い梅林公園で遊んで一緒にご飯を食べる。
(昼食飲み物は持参)
主催:生活クラブ生協越谷ブロック地域協議会
共催:ケアシステムわら細工
NPO法人障害者の職場参加をすすめる会
(モノクロ写真は昨年の うんとこしょ梅林公園)
2025
.02.03
❖収穫祭の映像の中に、わらじの会の面々も映っているようです。朝5時放映だそうで、早起きの方、ぜひ見てください。
「山下浩志」(
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(2025年02月02日)
★こころの時代~宗教・人生
その言葉が道をひらく
すれ違う こすれ合う
NHK(初回放送日 2月9日(日) 午前5:00〜午前6:00)
、
https://www.nhk.jp/p/ts/X83KJR6973/episode/te/RMVZZ51XQG/
★
「わからない他者とどう生きるか?文化人類学者の猪瀬浩平さんが、埼玉県の農園で知的障害のある兄や多様な背景をもつ人々と「こすれ合い」気づいた希望。語り・岡山天音
文化人類学者の猪瀬浩平さんにとって知的障害がある兄・良太さんは、自分の価値観を揺さぶり、見つめ直させ視野を広げてくれる存在だ。兄と共に20年以上通い続けるのがさいたま市緑区の「見沼田んぼ福祉農園」。猪瀬さんはここで、自分と兄だけではない多様な背景をもつ人々が交わり生み出すものの可能性を感じてきた。人と人が、すれ違うだけではなく、時に心をざわつかせるような摩擦を生みながらも触れ合うことの大切さとは。
2025
.03.24
❖
「山下浩志」(
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(2025年03月16日)
★
山下 浩志
3月16日 22:15 ·
一社・埼玉障害者自立生活協会主催・埼玉障害者市民ネットワーク共催による「障害者制度改革埼玉セミナー Part 16」 が、3月15日(土)、岩槻東口コミュニティセンターで開催された。
「7.3優生保護法訴訟判決~全面勝訴とこれから~」と題し、弁護団共同代表の新里宏二弁護士を講師としてお招きした。
初めに自立生活協会共同代表理事の八木井さんから挨拶を受け、新里さんの基調講演をいただいた。
優生保護法は、1948年、戦後の人口増加により食料が不足する状況の中、議員立法で全会一致により成立した。
同法第1条は、「この法律は、優生上の見地から不良なる子孫の出生を防止する」と規定していた。
1996年、優生条項が「障害者差別に当たる」として母体保護法に改正され、削除されたが、被害者への保障制度など必要な議論がまったくなかった。
優生条項が廃止されるまでの48年間、約2万5千人が不妊手術を強制された。
1998年に国連の自由権規約委員会から優生手術被害者への謝罪と補償を求められるも、日本政府は「当時は適法で謝罪も補償もしない」と回答し、以後国は同様の態度を取り続けた。
実は福祉国家のモデルとみなされてきたスウェーデンでもやはり優生手術が行われていたことが明らかになったが、スウェーデンでは1999年に補償の制度ができていた。
2013年、「何でも相談会」で新里さんが飯塚淳子さん(仮名)の相談を受けたことから、国の謝罪と補償に関わることになった。2017年に佐藤由美さん(仮名)も加わった。そして、厚労省に謝罪と補償を求めるも、「当時は適法だった」としてまったく取り合ってくれなかった。
2018年1月、全国で初めて佐藤さんが国家賠償訴訟を仙台地裁に提訴し、5月には東京や札幌の被害者と共に飯塚さんも提訴にいたる。6月には全国弁護団も結成され、全国の被害者39名が12の地裁・支部に順次訴えを提訴した。
2019年5月、仙台地裁判決では、優生保護法が違憲であることは認めたものの請求は棄却された。ただこの提訴によって、国会が動き出し、不十分ながら被害者に320万円の一時金を支給する法律が成立した。しかし、以降、地裁段階では6連敗を喫した。
その頃、志を同じくする法学者等から以下の助言を受けた。
被害の本質は、子どもを産み育てるか否かの自己決定権にとどまらず、人としての尊厳に対する被害、継続的・累積的被害であること。
また、訴えがこれまでできなかったのは、優生保護法という法律が違憲であると最高裁が判断するまでは権利行使を行うことが著しく困難であったためである。
さらに、教科書等を通じて、学校教育等において優生思想が強化されてきた状況。
そして、2024年5月、最高裁大法廷において、判決が下された。
判決の要点は以下。
(1)立法自体の違憲性:
1)優生手術の際には身体拘束、麻酔薬、欺罔も許される
2)少なくとも2万5千人が手術を受け生殖能力を喪失する重
大な被害
3)以上に鑑み国の責任は極めて重大
(2)法改正時の補償(一時金320万円)他の無責任:
1)その後も長期間にわたり手術は適法で保障しない立場
2)提訴後の一時金支給も損害賠償を前提としない内容
(3)1989年の最高裁判決の変更:
1)訴えが除斥期間後ということを以て国が損害賠償責任を
免れることは著しく正義、公平に反し権利濫用
2)除斥期間により請求権消滅とするには当事者の主張がな
ければならない
ちなみに戦後、違憲判決は尊属殺人以降13例目、立法行為自体を違憲とするのは初めて。
最高裁判決を受け、2024年10月に補償法が成立した。
・不妊手術被害者には1500万円の慰謝料。
・その配偶者には500万円の慰謝料。
・それらの遺族にも法律の順序に従い支給。
・人工妊娠中絶被害については200万円の一時金。
国は当時の岸田首相が謝罪を行い、石破首相も補償法の施行時に謝罪を行った。
こども家庭庁のHP https://www.cfa.go.jp/kyuyusei-hoshokin
に国の謝罪と補償金支払いのお知らせ、各都道府県の窓口が記されている。また都道府県に対しては、個別通知の実施についての協力要請も行っている。
(山下がネットで検索してみた限りで、都道府県レベルでは、山形県、宮城県、京都府、大阪府、愛知県、静岡県、愛媛県、福岡県、熊本県、鳥取県、香川県等の知事が、記者会見ないし議会答弁で謝罪を行っているようだ。大分県は個別通知実施を発表している。なお、埼玉県大野知事は、まだ動きがない。)
優生保護法は戦後の障害者差別の根っこにあった法律であり、1996年母体保護法になっても国は適法と言い続けてきた。国が差別を助長、強化してきた。
2024年9月30日、国と全国原告団。全国弁護団及び優生保護法問題の全面的解決をめざす全国連絡会(優生連)との間で基本合意書が締結され、継続的、恒久的な協議の場の設置等が盛り込まれた。
第1回定期協議の開催へ向けて
①被害者の被害の回復に向けた施策
・補償法の完全実施に向けて
・被害・名誉回復のための施策
②真相究明、再発防止のための調査・検証
③偏見差別の根絶(優生保護法問題の全面解決)にむけた施策
*国の「障害者に対する偏見や差別のない共生社会の実現に向けた行動計画」との関係
https://www.cas.go.jp/.../kyouseish.../pdf/koudoukeikaku.pdf
特にこの「行動計画」について、新里さんは「国はやる気ないよね」とみんな言ってると述べ、加害者としての国が最高裁で敗けたということを前提に、どのように教育の中に織り込んでゆくか、これまで個別の教科書の中に「障害者は手術すべき」と書いてきた、そういうことの責任をどう取るのかを踏まえて計画を作るべき、と述べました。
2025
.02.03
❖「優生保護法」についてちょっと予習をしておきたいと思い予習会を企画しました。3・15埼玉セミナーの予習会。
「大坂 富男」(
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(2025年1月31日)
★【障害者制度改革埼玉セミナー・part16の予習会】
今年(2025年)の「障害者制度改革埼玉セミナー・part16」は昨年7月3日に出された優生保護法裁判について弁護団共同代表の新里宏二弁護士をお招きして開催します。
そこで、「優生保護法」についてちょっと予習をしておきたいと思い予習会を企画しました。
3.15埼玉セミナーの予習会
・優生保護法ってどんな法律?
・優生保護法で何が起きたの?
を中心にドキュメンタリー動画を見ながら予習したいと思います。
★日時:2月20日(木)15:00~約1時間
★会場:くらしセンターべしみ食堂
仕掛人・問合せ (大坂、2月3日から
入院中
)
2025.01.02
❖テーマ:優生保護法訴訟7.3判決~全面勝訴とこれから――新里宏二弁護士(優生保護法訴訟弁護団共同代表)
「大坂 富男」(
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(2025年1月1日)
★【障害者制度改革埼玉セミナー・part16】
年賀状代わりの告知です。
★日時:3月15日(土) 13時30分より(開場13時)
★会場:岩槻駅東口コミュニティーセンター・多目的ルームA
★テーマ:優生保護法訴訟7.3判決
~全面勝訴とこれから~
★講師:新里宏二弁護士(優生保護法訴訟弁護団共同代表)
★資料代:500円
★問合せ:090-4938-8689(大坂)
★どなたでも参加できます。
★主催:(一社)埼玉障害者自立生活協会
今年もよろしくお願いします。
2025
.02.01
❖世の中もったいないことが多すぎる! 昨日(1月31日)――「どの子も地域の公立高校へ埼玉連絡会」と埼玉県教育局との交渉のこと。
「山下浩志」(
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(2025年02月01日)
★世の中もったいないことが多すぎる!昨日(1月31日)のどの子も地域の公立高校へ埼玉連絡会と埼玉県教育局との交渉のこと。
県教育局は、この交渉の場を、毎年数回~十数回、「教育長の意を体して」高校教育課の(多くは)翌年課長になる人の下に、同課、義務教育課、特別支援教育課他、関係各課が集まって、1988年から設けてきた。
その発端は何かといえば、高校教育が義務化状態になってゆく中、現行の入試選抜制度では障害のために点数が取れない生徒が、定員割れにもかかわらず不合格にされ、それがわかっているからそもそも受検すらあきらめさせられている現状はおかしいし、県が共に生きる地域社会をつくってゆくことを不可能にしているのではないかという取り組みが始まったこと。
まともに応じてくれない教育局への橋渡しを求めて、三泊四日知事応接室に泊まり込み、知事の口添えにより、教育長と直接語り合う場が実現した。その夜の教育長の約束に基づいて、37年間にわたり交渉の場がもたれてきたのだ。
「もったいない」というのは、このごろ「ものわかりの悪い生徒や親」が減ってきて、高校進学の希望があってもこの交渉の場に出て来ない、あるいは波風を立てたくないと、教委の示す「多様な教育の場」への振り分けに従ってゆくこと。
だから、交渉の場も写真のようにさびしい。
ということ以上に、教育局の担当者も含めてだが、この37年間の交渉の歴史を知らない。先輩の担当者たち(その中には後に教育長を務めた人もいる)がいかに苦悩しながら、前例のない制度を作ったかも伝わってない。
この日の局側の回答では、たとえば学力検査時に特別な配慮を行った事例として、「放送による諸注意等の説明を文書に置き換えて示すこと」、「座席の移動」、「別室受検」、「問題用紙の拡大」、「問題用紙へのルビ振り」、「リスニング問題文字テロップ表示」などが挙げられている。
しかし、この程度のことは常識であり、過去の交渉で話し合ったりしてない。議論をくりかえし、局も工夫を重ねて実施された事例として、「問題用紙の音読」、「回答の代筆」、「加点」その他がある。
それらがなければ0点確実の生徒が受験したからだ。
また、連絡会から求めたが局が拒否した「配慮」の例が、「記述式から選択式への回答方法の変更」等がある。
これは、実際に在籍中学校でそういう方法を考えて実施してきており、近隣他都県では実際に行われている方式にもかかわらず、県が記述式にこだわり、未実施のままになっている。
このように局の先輩担当者たちが、立場を異にしつつも、共に学ぶ県公立高校へ、少しでも近づけようとあがいた歴史を大事にしてほしい。
この日、もうひとつ問題にしたのは、この場が、公立高校で共に学ぶことをテーマとする協議の場であること自体を無視した回答があったこと。
その箇所は、「県では、一人一人の教育的ニーズに応じた多様な学びの場を整備しつつ、どの場であっても障害のある児童生徒と障害のない児童生徒が可能な限り共に学ぶインクルーシブ教育システムの構築の視点に立った特別支援教育を進めております。」というところ。
この交渉では、「多様な学びの場」で「可能な限り共に学ぶ」ことを求めているのではない。県が進めている「魅力ある高校づくり」では、過去に定員割れが多く、それゆえ時に点数の取れない生徒が受験し、入学したこともある高校を統廃合してなくしたり、高校に特別支援学校の分校を組み込んだりしてきたが、その流れには当然反対してきた。この交渉の回答にそれを書き込んだのは、交渉の大前提を無視したに等しいのだ。
この場は、「県公立高校」で「だれもが共に学ぶ」ことを、それを阻んでいる「事物や制度、慣行、観念その他一切のもの」(障害者基本法より)について、考え合ってきた場なのだ。
県は、持ち帰って協議すると答えた。
道は遠いが、こういうことをひとつひとつていねいに考え合ってゆくことが大切。
教育局イコール文科省と切って捨てるべきではない。
2025
.01.25
❖雇用代行ビジネスが繁盛する社会になる――一社 埼玉障害者自立生活協会理事会にて。
「山下浩志」(
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(2025年01月25日)
★1月25日(土)に浦和コムナーレ9階で行われた一社 埼玉障害者自立生活協会理事会に事務局として参加。
ちょうど昨日、今日と、朝日新聞けいざい+面に「障害者雇用代行はいま」と題する記事が掲載されていたので、資料として提供。私からの提案は、同協会から委員を出している埼玉県障害者施策推進協議会への意見提出を検討してはどうかと。
記事は、「企業の経済活動からほど遠い業務」、「雇用率達成だけを目標にしているのでは」と福祉関係者らから批判される「(障害者雇用)代行ビジネス」の利用がいまなお増え続ける実態を示し、その背景を分析し、「法定雇用率ばかりに注目し、その目的に企業が腹落ちしていなければ、障害者雇用を取り巻く環境は、今後も『もやもやしたもの』を抱えたままになる恐れがある。」と結んでいる。
厚労省審議会の分科会の委員の一人は、「(雇用促進のためには)企業自身が障害者雇用に経営的意味があることを認識していることが重要ではないか」と語る。まさに「何のために障害者を雇用するのか」が問われている。
障害者雇用は障害者のためだけにあるのではない。障害がないとされ、障害者とともに働く上での合理的配慮がうまくできないと悩んでいる人や、仕事の切り出しも限界だと思い込んでいる人、そもそもイメージできない人、そんなすべての人のためだ。
しかし、障害者雇用促進法の枠組みは、数合わせに傾斜し、経営や社会のありかたにつながりにくい。
この認識の上に、自立生活協会と埼玉身体障害者福祉協会他の団体が共同で、21世紀が始まった時期に、埼玉県に対して提言し、県が受け止めて施策化されたのが「職場参加」だ。
「職場参加」とは、いわゆるアセスメントにおいて雇用や就労の対象とはみなされない場合も含めて、施設や在宅の障害のある人々が行政や民間の職場で、支援付きの体験的実習等を行うことを言う。
こうしたことが必要なのは、義務教育段階で「個別最適な多様な教育の場」に分けられ、それが高校ピラミッドや支援学校高等部でさらに輪切りにされて、社会に出て来るからだ。
異質な他者たちに照らされて社会人になるプロセスを奪われるから、雇用代行ビジネスが繁盛する社会になる。
大事な点は、障害者側からの取組だけではなく、「職場・地域の側が障害者に参加する」取り組みが必須だということ。
もう四半世紀ほど前になるが、埼玉県として県庁第2庁舎ロビーに福祉の店アンテナショップかっぽの開設を認めたことと、県庁内職場体験事業を立ち上げ、そのコーディネートをかっぽに委託してきたことが、「職場・地域の側が障害者に参加する」取り組みの一歩だった。
ただ、その後の二歩、三歩が踏み出せないまま、かっぽの運営と県庁内職場体験事業の厳しい環境の改善のめどが立っていない。
県庁内職場体験事業と近い事業を実施している越谷市では、職場体験の支援のために福祉施設等がマンツーマンで職員等を送り出すことに対して、市が謝金を支払うなどして、施設等の参加をしやすくしている。県の事業もこれを参考にすることにより、参加が確実に増えると思われる。
越谷市では、そもそも市障害者就労支援センターの立ち上げの時からメイン事業としてこの事業のコーディネートを位置付けている。県庁内職場体験事業も充実のためには、かっぽが十分にコーディネートできるだけの手当てが必要となる。
なお、今年の自立生活協会定期総会は、5月25日(日)を予定。総会後の記念イベントとして、県内各地の障害者関係バンドを招こうとの案が浮上。初めての企画に期待。
2025
.01.21
❖障害のある人たちを含む市民自らが災害時どのように共に生き抜くかを考える映画を上映し、語り合う会が開かれた。
「山下浩志」(
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(2025年01月20日)
★阪神大震災から30年の1月17日(土)、生活クラブ生協越谷ブロック地域協議会(5市1町の同生協支部、ワーカーズコレクティブ、市民ネットワーク他)が主催し、越谷市蒲生の生活クラブ越谷センターで、障害のある人たちを含む市民自らが災害時どのように共に生き抜くかを考える映画を上映し、語り合う会が開かれた。
映画は、これまで市内の学校の体育館を使って市民により3回行われた避難所一泊体験の記録。埼玉テレビと越谷市のTV広報「いきいき越谷」で放映されたもの。
NPO法人障害者の職場参加を考える会からも、越谷の世一緒とせんげん台の就労継続支援事業所「世一緒」から、計11名が参加した。
避難所一泊体験は、越谷誰もがくらしやすい街づくり実行委員会が主催して、過去3回行われた。同実行委員会代表で、一泊体験の実行委員長を務めた樋上秀さんが、当時をふりかえりながら映画の解説をした。
上映に先立って、参加者に、もし災害に直面したら避難所へ行きますかという質問に答えてもらったところ、多くの人が自宅または知人と地域で等の答えだったのが印象的だった。
阪神大震災以降、東北大震災や昨年の能登など、ライフラインの崩壊、原発事故等、想像を絶する状況を経験してきた当事者・関係者からすればなに考えてると言われるかもしれない。ただ、避難所、仮設住宅、遠い避難先の地での生活・・・どこにあっても親しい人々との関係の中でこそ生き抜けるという思いは何にも代えがたいといえよう。生協やこの地域協議会、私たちのNPOも、そんな網の目の結び目になれればと思う。
思えば阪神大震災の直後、高齢の人々はもちろん、健常とされてきた人びともみな、日常が破綻した中で、日ごろから介助者が入って自立生活をしてきた重度障害の友人たちたちは、介助者たちとともに厳しい状況の中でなんとか暮らしを再建し始めた。のみならず、被災した人々への炊き出しや訪問などにも取り組み始めた。
彼らは、電話が途絶えた中で、まだ普及していなかったインターネットを用いて、状況を逐一私たちに伝えてくれた。
そうした活動から被災地障害者支援センターが生まれ、やがて「障害者市民防災」をめざすゆめ風基金につながっていった。その踏み跡をふりかえる。
映画の後は、介護人派遣事業の勉強会と2月22日(土)に開催予定の「越谷梅林公園に行こう!障害があってもなくても、一緒に出かけよう~!一緒に遊ぼう~!」などの打ち合わせを行って散会した。
2025
.01.08
2025
.01.08
2025
.01.06
◆
「職場参加ニュース Extra」(2024年12月27日号)の全ページは、下をクリックしてください。
2024
.12.27
❖「くらしセンターべしみ)で、わらじの会三大行事の一つである「みんな一緒のクリスマス」を開催した。
「山下浩志」(
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(2024年12月26日)
★12月22日(日)、1978年から始まるわらじの会の歴史の中で、初めて公共施設ではなく、会関連の法人運営の障害福祉サービス事業所(越谷市恩間新田のくらしセンターべしみ)で、会三大行事の一つである「みんな一緒のクリスマス」を開催した。
このことは、今週末に発行する月刊わらじ新年号の表紙でも書くが、クリスマスが開かれている間、魔法がかけられたように、べしみの奥行きが広く、深くなった。
再会の尽きぬおしゃべりや、初対面のすれちがいの妙、対面を避けながらのキャッチボールの不思議、流れる曲に反応するからだたち。
人、人、人の波が、網が、いまここで、超「重層的」!?に織られると、ここはどこだっけ?となって。
サンタもガッツポーズ。
2024
.12.27
❖「生活クラブ越谷ブロック地域協議会の機関紙『こみゅ』(2024年12月号)より。
「山下浩志」(
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(2024年12月17日)
★「生活クラブ越谷ブロック地域協議会の機関紙『こみゅ』が校了しました。皆様ご活用ください。」とのお知らせをいただき、
さっそくここでご紹介。
12月号の「こみゅ」には、タイトルの下につぎのようなことばが挿入されている。
「コミュニケーションの輪を地域に広げるために【地域協議会】生活クラブ越谷ブロックでは、組合員対象の機関会議の他に地域の他団体と活動交流を行っています。」
12月号の記事見出しは以下。
〇”うんとこしょ”(越谷センター除草) 参加者:21名
〇みんなで歩こう ”うんとこしょ” 参加者:33名
〇越谷市民ネットワークの予算要望書提出
〇こしがや子どもの食を考える会 市長や担当課に今年も要望書提出
〇今後のイベントのお知らせ
-障がいのある人もない人も一緒に!
①2025年1月17日(金)13:30~15:30
一泊避難所体験 DVD視聴!障がい者の避難所って?!
&介護人学習会(越谷市には市民が作った障がい者を支える制度がある)~ 阪神淡路大震災から30年を記念して開催 ~
最寄り駅 東武スカイツリー線蒲生 徒歩13分
参加費:無料、どなたでもどうぞ!
場所:越谷センター2F 会議室 越谷市大間野1-21-2 駐車場あり
②2025年2月22日(土)13:30~15:30
越谷梅林に行こう! 障害があってもなくても
一緒に出かけよう~!一緒に遊ぼう~!
集合場所:①東武スカイツリー線 北越谷駅西口 11:00
② 〃 大袋駅西口 11:00
③梅林公園(現地) 11:30
持ち物:昼食、飲み物、必要に応じてピクニックシート
参加費:無料 どなたでもどうぞ!
一緒に歩いたり、お花見したり、ゲームしたり、
おしゃべりしたり、時を一緒に過ごすことで、見えてくることがあります。
障がいのある人も無い人も、一緒に町を歩いてみよう。そこから見えてきた事を、話してみましょう!
2024
.12.13
❖12月8日(日)、25年目の「共に働く街を創るつどい」を開催。
「山下浩志」(
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)
(2024年12月12日)
★ 第1部では、今年のテーマとして「職場参加の灯を受け継いでゆくために」とある、その灯を受け継ぐとは何かについて、まず大塚新代表理事から次のランナーと想定される就労継続B型事業所せんげん台「世一緒」の現事業との関連で報告。
野菜販売~自主生産を通した地域交流、せんげん台すいごごカフェ、越谷市地域適応支援事業への積極的参加、県庁のかっぽ店番や地域の企業の除草、大学生の実習受け入れ等。
B型の根拠法である総合支援法の成果主義は、このように共に生きるための職場参加の壁になる要素もあるが、「矛盾を感じながら進めて」ゆくと述べた。
さらに、職場参加とは異なるが、協同労働や社会的協同組合等の共に働く活動をしている組織のことを学び、連携してゆく必要にもふれた。
そして、常勤職員を補充しなくてはならないと述べ、ここにいる皆さんのお知り合いを紹介してほしいし、せんげん台世一緒の見学やボランティア体験に来てほしいと会場の会員や参加者に呼びかけた。
また、「受け継いでゆく」場の人々の状況について、山﨑施設管理者から、今日出席している利用者たちの発言も受けながら報告。
トップはずっと働いてきて、脳梗塞で片まひになったばかりのOさん。次はワーカーズコレクティブの弁当屋さんで早朝の電話受付と配達同行をしているご存じの大野さん。ローソンで弁当を週2回4時間作っていて、他の時はせんげん台に来たり、好きな電気屋回りのSさん。朝の2時間半、掃除の仕事を始めたばかりで、後はせんげん台に来るOさん。まだ来て間もないNさん。
山﨑さんは、せんげん台世一緒を、一緒に何かをするところ、いやなことをいやと言えるところにしていき、外に世界を広げてゆける場所にしたいと述べた。
第2部以後については、のちほど報告する。
「山下浩志」(
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(2024年12月12日)
★12月8日(日)の「共に働く街を創るつどい2024」の第2部の報告。
こちらは「もやもやの中にヒントを探る」と題したワークショップ。
NPO法人として、理事会、運営委員会と現場では、「灯を受け継ぐ」方向で具体的に動こうとしているが、現場だけでは限界がある部分をどう考えるか、現場には直接な関わりのない会員や連携団体、関心ある個人も、それぞれの置かれた状況を振り返りつつ、一緒に考えられないか。それどころじゃないよ、自分の事でいっぱい・・・という状況も排除しないで・・・と。
NPO法人ならではのワークショップができたらいいなと。広がりや逆に微細なこだわりの要素も期待しつつ。
40人が4グループに分かれての「もやもやワークショップ」。
少しだけご紹介。
かって夫婦で会社をやっていて、障害者雇用をしようとハローワークで募集まで行ったが、悩んで悩んでけっきょく採用できなかった経験。だからこそ、いま障害のある人たちがどうやって働いているのか、どんな苦労があるのか、教えていただきたい・・・・と。
もやもやの灯を消さないように。もやもやがわからないで終わったら、それでおわっちゃうから。
フルタイムしか知らない世の中にいたので、いろんな働き方はいろんな生き方、暮らし方、仕事、社会、いろんなやり方があるんだなって、新鮮。
「やっぱり2時間っていい?」「体を動かすから気持ちいい。週2日」
社協のヘルパーは泊まりはやらない。株式会社は泊りをやるが、ヘルパーになっても障害者と会ったことがない人も多いし、介助の仕方はやっぱりこっちが教えなくちゃいけない。
「職場参加をすすめる会」という認識はなく、B型のせんげん台世一緒としてケースワーカーに紹介されてきた。仕事をするのは楽しいが、自分から見てあれは自由人過ぎてまずいのではという人がいる。指摘したらまずいのかなと思って、余計な事は言わない様に気をつけている。
私が前に働いていた施設でもそういう人がいたが、彼女のここでの役割はうろうろすることなんだと利用者に話した。
なんであの人は許されていて、この人は許されていないのかというのが随所にあって、それが気になっている。
私はけっこうふだんの職場では先頭に走ってしまう感じで、それをスタッフからブレーキかけられている。
たそがれ世一緒の管理人をしているが、コロナの影響で、たそがれ世一緒も来る人が減って、ノンアルコールとさきいかくらいあった方がいいのかなとも思う。コロナが終わったが、何をやったらいいのか、元に戻ったらいいのか、騒がしいのがいいのか、逆に静かにやったらいいのか、答えはないがもやもやしている。
私の中では問題を整理した。本部事業をどう引き継ぐのか、ここで答えを出すべきでは。越谷の世一緒がなくなるのに、たそがれ世一緒はどうするの。本部がやって来た仕事発見ミッションとか、もう一回やってほしいとも思っている。そこはまたもやもやしている。
生の話を聞かせてもらって、もやもやが少しすっきりした。
職場参加とは何か。障害者がいるということだと思う。A型もB型も成果をあげないとつぶれちゃうよと脅されている。でもそういう競争に参加しちゃいけないと思う。このもやもやは晴れそうにない。
食堂のあるB型に行っている。でも障害のある人がメインでは料理できない。どうやったらスタッフと同じ立場になれるか悩み続けている。
私はいまA型に行っているが、B型の人と一緒に出来たらいいのかな。
障害の重い娘にとって働くということは難しい。でも社会に出て役割を果たしてほしいと思う。そこに割り切れない、もやもやを感じる。
<面白いもやもやがたくさんありすぎる。なので、あとは各チームのまとめから。ただし、私流の要約。>
「柴田さんの脳内に職場参加した。小さい頃から双子のお姉さんと比べられてきたこと。そして市場のお菓子屋さんで働いたこと。あと、逆職場参加みたいの大事じゃないかと。障害者がいるところへ、地域の側から来てもらうことも大事なんじゃないかというのも心に残った。あと、Nさんが漢字や数字が好きだと言い、これからせんげん台でニュースみたいのを作ってみたいと。谷崎さんはもっと現実的な話で、通所者の話をよく聞いて、課題に合わせた計画を立てていくのがうまくできなくてもやもやしている。それを聞いて、でもうまくいかなくて一緒に悩んでいてくれる人の方がうれしい部分もあると。」
「ここのグループのメンバーは、べしみ、かがし座、世一緒の関係者がいる。コロナの影響で、人と人の関係が疎遠になってきて、その影響が、職場参加を考える上でも大事なんじゃないかと。前回の総会ワークショップでは、危機という言葉を言って来たけど、今回は一言も出ていない。共に地域に出て働くことを積み重ねてきた、その延長で障害のある人とない人が混在している職場を大事にしながら、そこでの人間関係はどうなんだと、どういう方向に行くのが基本なのかと、悩み、迷いながら進んでいくしかないのでは。」
2024.11.21
「大坂 富男さん」(
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(2024年11月21日)
★【わらじの会みんな一緒のクリスマス会】
★12月22日(日) 11時より
★くらしセンターべしみ
★バーベキュー・手話歌・かくし芸・みんなでダンスなど、楽しい企画盛りだくさん
★参加費500円・300円程度のプレゼントをご用意してください
★お酒・食べ物などカンパ大歓迎!
★どなたでも参加できます
★ボランティア大募集
★せんげん台駅西口から送迎車があります。(せんげん台駅発10時30分と10時45分予定)
★問合せ 048-733-2743(パタパタ)
みなさんの参加をお待ちしています。
2024
.11.19
◆
「職場参加ニュース No.86」(2024年11月号)の全ページは、下をクリックしてください。
2024
.11.19
「山下浩志」(facebookの発信)
(2024年11月18日)
△図版をクリックして、
「山下 浩志」さんのfacebookへ。
2024
.11.19
「山下浩志」(
facebook
の発信)
(2024年11月16日)
★予定より1ケ月遅れで、二つのニュースレターを今週やっと発送!
表紙はほぼ一緒だが、先に発送したのが「世一緒NOW NO/22」。
昨日発送したのが、「SSTL 職場参加ニュース NO.86.」
どちらも表紙は12月8日(日)に越谷市中央市民会館で開く「共に働く街を創るつどい2024」のおしらせ。もう3週間後に迫っていますが、ぜひみなさんおいでください!
「職場参加の灯を受け継いでゆくために あらためて ごちゃごちゃと関りを」
「職場参加ニュース」はNPO法人障害者の職場参加をすすめる会の機関紙。
「世一緒NOW」は、主にかって越谷の職場参加ビューロー世一緒のスタッフとしてエントリーしたことのある障害当事者を中心に、またその後つきあいができた人々向けに発行しているいわば同窓会紙のような位置づけ。
「職場参加ニュース」は、NPO法人障害者の職場参加をすすめる会の公式機関紙。会員および関係団体等向け。
職場参加ニュースNO.86から、「つどい2024」の趣旨を抜き書き。
「ごちゃごちゃ」とあえて言うのは、たとえば障害福祉サービスや雇用支援策は、職業準備性に応じて利用が制限されているなど、ハードルがたくさんある中での活動だからです。ハードルと向かい合いながら、時に応じて回り道や引き返すこともある中で、対話と協同と工夫を重ねることを基本として、やわらかに地域を編み直してゆきたいのです。
小さな歩みですが、国連が日本政府に投げかけた「すべての障害者を開かれた労働市場へ」という勧告へ、この埼玉、越谷からの具体的な応答を続けたいと思います。
あなたも、どうぞ「ごちゃごちゃした 関り」に加わっていただけませんか。
(上をクリックしてPDFでお読みください)
定款 [
PDF版
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2017年度事業報告 [
PDF版
]
2017年度収支報告 [
PDF版
]
2017年度就労移行支援事業準備室会計報告 [
PDF版
]
2017年度貸借対照表 [
PDF版
]
2017年度財産目録 [
PDF版
]
2018年度事業計画 [
PDF版
]
2018年度収支予算 [
PDF版
]
2018年度就労移行支援事業収支予算 [
PDF版
]
2018年度理事・監事一覧
[
PDF版
]
△以上全文
[
PDF版
]
△第17回定期総会(2018.6.3)
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▼毎週木曜日は
たそがれ世一緒
(夕方16時から「東越谷世一緒」、参加自由)
▽2019.02.23更新
▽2019.03.21更新
●東武スカイツリーライン・越谷駅東口下車5分
△
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(上をクリック)
〒343-0023
越谷市東越谷1-1-7 須賀ビル101
職場参加ビューロー・世一緒(よいしょ)内
TEL 048-964-1819
FAX 048-964-1819
shokuba@deluxe.ocn.ne.jp
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▽2021.06.01更新
▽2022.05.02更新
230101新規UP・更新
編集人:山下浩志
編集人:飯島信吾
ブログ:
ある編集者のブログ
企画・制作:
インターネット事業団
インターネット事業団
(
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